BLOG 【かえる日和】

つんどく、いっとく?

最初に断っておこうと思うが、私は本を読むことは好きだが読書家ではない。
どこからどこまでが該当するのかは曖昧な定義だと思うので、ここは自己申告制であるというのが正解だろうから、こういう表現で正しいと思う。
本を読むのは好きである。シンプルにこれで良いと思っている。

そんな私が陥ってしまっているのが、読みたいと思った本が読めずに累積してしまっていることだ。
最近知った便利な言葉があり、そういう状態のことを積読(つんどく)と呼ぶらしい。

なぜ、そうなってしまったのか。
読むのが好きならばどんどん読めばいいものを、どうしてか進んでいかない。
単純に読むのが遅いと言うのが大きな理由である事はわかりきっているのだが、もうひとつの理由としては、いざ読もうとすると、つい気がそれてしまう事だ。色々なことが気になって仕方がないからなのだけれど、こういう時は決まって自分の芯のなさを呪ってしまう。

ただ、ションボリしてもしょうがないので前向きにとらえると、それだけいろんな知識や興味を吸収したいと思っていることの証だと思う様にしている。

吸収と言う意味では、吸い込み力は大分低下しているかも。
フィルターの詰まった掃除機みたいに、威勢がいい音を出す割に吸い込んでいかないみたいな感じ。


よけいなものが詰まっているんだろうな。

なんて事を気づきながら拾い読みしているところ。

そんななかで今の自分にぴったりな一冊がある。


「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」=ジュリアン・キャメロン著
これはワーク形式のビジネス本。

まだ冒頭部分だけど、よけいなものを吐き出して自分の芯の部分に迫ることが出来るのでは?と言う期待感が持てる。

「相克のイデア」=マツダデザインのボスである前田育夫と仲森智博(技術系のライターさん?)との対談形式で綴られた共著。

車のデザインとはかなり深い思考を以て創られているんだろうな、と言う想像があったけど、実際ほんとにそうなんだと言う位、微に入り細に入りの思考を巡らせている。
ここが大事で実際こういう結果を得ているんだ。といった感じで、これ言っちゃっていいの?と言うくらいアイディアのソースをさらけ出している。

「たましいの場所」=早川義夫 著

宮藤官九郎さんが薦めていた本で、吉祥寺のBooksルーエで見つけて買った。
元ミュージシャンの本屋の店主が40半ばで元の世界に返り咲こうと奮い立つ、と言った趣旨のエッセイ。
50近くになって思うことは、このくらいの歳の男同士、仕事や才能や境遇が全く違っていても響きあうものがあるんだな、と言うことを知った一冊。

実は、まだまだ表には出せないような本もいくつかあるが、どれもが拾い読みしたか未読のままである。

劇的に読むスピードが速まるか、すごく暇な状況が生まれない限りこの積ん読はしばらく続きそうだ。

そういえば、そのラインアップに「フォーカス・リーディング」(速読のメソッド)のハウ・ツー本があったっけ。


積んでるだけじゃあ、早く読めるようにはならないよね。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る