BLOG 【かえる日和】

身をたすくマネジメント

筆が遅い。


文筆家でものないのにこの表現は適切ではないと承知しておりますが、とにかく文章をまとめる作業に時間がかかります。


私の場合、考えたり思いついたりしたことがバラバラに浮かび上がる性質なので、それらをまずは書き出してから、付け足したり削ったり移動したりを繰り返して自分が思っている事と近い表現になるまでふるいにかけます。
ついぐだぐだとやってしまうので、時間はどんどんと過ぎてゆきます。こんな事をしているから気がつくと日が変わってしまうのです。

とにかく思いついた順に書き出します。
文字を打ち込む作業は昼間のうちにやって、夜パソコン上で編集したりもしています。

その時も悩んだり脱線したり。

我ながら無駄打ちが多いなと思います。手を動かせばいいってもんじゃあないだろうとも思います。でも、そうやって大量に行動していると何となくまとまってくるものです。

かつて新人の頃、職場の上司に教わったことが思い出されます。
「要領の悪い奴は手を動かせ。他の奴と同じ仕事をしたかったら倍動け。」なんとも筋肉質な考え方ですが、私はと言うと素直にそうなのかと従い、手を動かし続けたものでした。
もともと脳みその動きがそんなに高速ではないという自覚もあるので、効率という面ではまったくもって非効率なのですが、その分、動きを多くすることで補填するように努めていたと思います。
そういうことを昔から続けてきたせいか、人より多くの時間働く事に割と抵抗がありませんでした。


なので、かつては仕事を補うために、副業としてファミレスのデリバリーを深夜に行っていたりもしました。
その頃は金属加工の工房で商品企画や営業等を行っていたため、配達しながら企画を考えたり、進行中の段取りを考えたりしていました。
バイクによる配達なので厨房から注文品を受け取り地図を確認したら、一発で現地に届けなければなりません。
困ったのが到着しても場所を確定させる表札等が無いお宅が結構あることでした。夜中なのでむやみに間違いのピンポンを押すわけにはいきません。

そういう経験を基に当時商品化したのが、番地のみ表示されたインターホンのカバー。

ピンポン押すときに番地が合っていると安心するのに、という配達する側の気持ちに立った企画でした。

インターホンカバーという商品は、もともと装飾のためのカバーという機能しかありませんでしたので、番地を表示させるようなデザインのものは当時は他にそういった商品はありませんでした。当時でも今後宅配の案件は増えるだろうと予測していましたから、表札よりも番地の方が重要じゃない?と思ったものでした。

販売開始後の動きはあまりよくありませんでした。でも、じわじわと売れ行きが伸びてゆき、インターホンカバーというジャンルの中ではそこそこ出るようになったようです。

無駄な動きから商品開発に結び付いた例ですね。

こんな感じで私の大量の行動は無駄な面も結構ありますが、その後何らかの帰結を得ることが出来ているようです。

今やっているブログもなかなか着地点が見えてきませんが、ただ考えずにもう少し続けてゆきたい所です。そのうち何かの道筋が見えてくることでしょう。

でも、そうは言ってもう少し早く書けるようにならないとね。

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