BLOG 【かえる日和】
7.122018
木製スロープ
車いすの介助をしてもらいご自宅への出入りをされている施主様のお宅へ、木製のスロープを設置いたしました。
以前は段差解消機による出入りでしたが、スロープを設置することで出入りの自由度が増し、外出時における心理的な負担が軽減されることと思います。
掃き出し窓より設置いたしましたが、基本的な構造はウッドデッキを設置する方法と同じです。
ですが、今回はちょっとひと手間加えました。
構造的な特徴としては、床面の剛性を上げるためにコンクリート型枠用合板を下地に使用しました。
これは、斜面に車いすを通行させる目的のため、バウンドしたりよれたりすると危ないからです。
表面材は耐候性の高いエステックウッドを採用。耐久性とデザイン性を兼ね備えたスロープが出来上がりました。
また、工事期間が短く設定できるのも利点です。
夕方、工事完了の頃。ご近所の幼稚園児がおばあちゃんと一緒に帰ってきた時にスロープが設置されているのを目ざとく見つけ、「すげー魔法みたいだ」って興奮していました。
工事のおじさんとしてはちょっと照れ臭く、でも「へへぃ!すげーだろ!」って自慢してやりました。
木製スロープは、コンクリ製と比べ、ノーメンテで何十年も持つ、というわけにはいかないでしょうが、こんな雰囲気のあるスロープもあり。ではないでしょうか?
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